困ったときはどこに問い合わせすれば良い?

家族が亡くなると、相続手続き以外にもたくさんの手続きが発生します。
むしろ、相続税の申告が必要な人はごく少数で、
相続よりも死後の手続きの方がより多くの人に関係あると思っています。

最近では、個人が生前に色々なサービスを利用していることもあり、
うっかりしているといつまでも利用料を払い続けたり、
申請すればもらえたお金を、知らないために逃していたり、
ただ知らなかっただけで損をしていることも少なくありません。

しかし、すべての手続きについて熟知しておくのは至難の業です。
そもそも、どんな手続きをすべきなのかを把握しておくこと自体も難しいですよね。

では、どうるすべきか。
3つの点を押さえておけば、ひとまず安心です。

1.いつまでに
2.何をすべきか
3.手続きすべき相手

この3つです。
これを押さえておけば、手続きを忘れて損したり慌てたりすることはなくなるでしょう。
わからなくなったときは、手続きすべき相手に問い合わせをすれば、
具体的な手続き方法は教えてもらえます。

1、2を俯瞰でき、3の問合せではどのように聞けばほしい答えが返ってくるのかをまとめたのが、
「家族が亡くなった後の手続きと届け出辞典」です。

「心配なので、何か1冊手元に用意しておきたい」という人は、まずこれをお勧めします。
ご購入は、お近くの書店かアマゾンで。

類書で大変売れているのが、
「身近な人が亡くなった後の手続のすべて」です。

わたしもいくつかの類書を読み比べてみましたが、この本はコンパクトにまとまっていて、
とても読みやすかったです。
(こちらは弊所著作ではありませんので、お問い合わせは直接出版社にお願いします)

葬儀やお墓について考えておきたいという時は、
「親の葬儀と手続き・相続・法要のすべてがわかる本」

この本も、言い方・聞き方例にこだわって書きました。
自分のこと、親のこと、考えるきっかけにちょうど良いと思います。

今回は、死後の手続きとその前に考えておきたい葬儀・お墓についての参考書をご案内しました。
次回は、相続と税についての参考書をご案内いたします。